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映画：300

題名：300 2007年／アメリカ 監　督　ザック・スナイダー 出　演　ジェラルド･バトラー 　レナ・へディ 　マイケル・ファスベンダー 　ヴィンセント・リーガン

あらすじ:
紀元前480年、ギリシア大侵攻をはじめるペルシア軍に対し、スパルタ王レオニダス（ジェラルド･バトラー）は、降伏するように伝えにきたペルシャからの使者を葬り去り、数十万のペルシア軍を迎え撃つ決意をする。しかし、彼が引き連れ出陣したのはスパルタの精鋭兵士300人だけであった・・・。

感想：
古代ギリシアの歴史家、ヘロドトスが伝える「テルモピュライの戦い」を題材にした、シン・シティやデア・デビルで知られる、フランク・ミラーの原作”300”を忠実に再現した映画。300人のスパルタの精鋭兵士は、みんな筋肉隆々でカックいい！しかしさすがに300人を集めることはできなかったようで、スクリーンでは数十人しかいないように見えるのが残念。また、ペルシア王クセルクセスを初め、かなり”北斗の拳”の悪役的なペルシャ軍（いや、北斗の拳がペルシャ軍的？）の癖のあるキャラクター達が魅力ともいえる。そして、次から次と、ちょっと変わった軍勢を送り込んでくるペルシャ軍だが、スパルタ兵達に蹴散らされてしまう（こんなところも北斗の拳っぽくて良い）。しかし、それらの描写のことだろうか？この映画をイラン政府は、”イラン人の先祖であるペルシャ人を激しく冒涜している”と批難しているらしい。映画の世界で、特にこういったスペクタル映画にそんなことを言ってもきりが無い。

原作を映像で再現するため、ＣＧで背景なども作られており、また、Ｒ指定で製作されているため、首が飛び血しぶきが舞い、ちょっとエロチックな描写も含まれている。ストーリー的には、グラディエイターに似た感じがするが、ハードな音楽とＣＧを駆使した映像は、エンターテイメントとして十分楽しめると思う。　大人のためのスペクタクル巨編は、日本で2007年 6月に公開されるようだ。

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